健康コラム

マスクと手洗いで、

新型・季節性インフルエンザの予防を

新型インフルエンザとは……

 毎日のようにテレビや新聞で、新型インフルエンザのニュースが飛び交っています。これほど新型インフルエンザが恐れられる理由は、季節性インフルエンザとウイルスが大きく異なり、ほとんどの人が免疫を持っていないことから、急速に広くまん延する心配があるからです。また新型インフルエンザは、軽症で回復することが多い一方、感染力が強く、ひどい場合は死に至ることもあるためです。新型インフルエンザの症状は、突然の高熱、咳、のどの痛み、だるさなどに加えて、鼻汁、頭痛などです。季節性インフルエンザと似ていますが、季節性インフルエンザに比べて、下痢などを起こしやすいといった指摘もあるようです。新型インフルエンザが疑われる場合は、まずは当院に電話で相談してください。

 現在、新型インフルエンザワクチンの接種は、妊婦や持病のある方は11月、幼児や小学校低学年の児童は12月、1歳未満の乳児の保護者と小学校高学年の子供、中・高校生は来年1月に始まる予定(平成21年10月現在)ですが、健康な大人の接種については未定です。マスクの着用や手洗いなどをこまめに行い、ウイルス感染の予防に努めましょう。

 

乾燥している室内ではマスクに湿り気を

 マスクは、他人からのウイルスや細菌の体内への侵入を減らし、自分のウイルスや細菌を他人に移すのを防ぎます。また空気が乾燥する冬は、のどの繊毛の働きが落ちてウイルスや細菌が侵入しやすくなりますが、マスクをすることで、吸気が加湿され、のどの働きを助けることになります。マスクを使うときは、次のことに気を付けるようにしましょう。

●連日の使用は避ける:

 一日使ったマスクは、細菌や環境のほこりなどで汚れています。1日使ったら、ガーゼのマスクなら洗ったり、使い捨てタイプは新しいものと取り替えます。

●暖房がきいた室内ではマスクに湿り気を:

 加湿器などが使われていない、暖房のきいた室内は空気が乾燥し、ウイルス感染しやすい環境と言えます。そこで、マスクの内側に軽く霧吹きを掛けて湿り気をましょう。のどへの加湿効果が高まり、ウイルスの侵入予防を助けます。

 

手洗いは指先から手首までていねいに

 外出から帰宅したら、必ず手洗いとうがいを心掛けましょう。せっかく手洗いしても、適切でないと除菌効果が期待できません。正しい手洗いとしては、指輪や時計、ブレスレットなどをはずし、①流水で手をぬらしてから、石けんをよく泡立てる、②手の甲、指の間もしっかりよく洗う、③親指はもう一方の手のひらで包み込み、ねじるようにして洗う、④指先や、爪の間は、反対側の手のひらにこするように洗う、⑤手首まで洗いましょう。洗い終わったら、流水でよく流し、きれいなタオルで拭きとります。手洗いの時間は30秒を目安に行うようにしてください。

 

 なお、インフルエンザワクチンは、新型・季節性の両方を接種することができますが、新型インフルエンザワクチンの接種が決まっていない健康な大人の方は、季節性のワクチンを早めに接種しておく方がよいでしょう。